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犠牲と身代わり―記憶できないものをめぐって

犠牲と身代わり

  • 長田陽一/2011年6月
  • 2200円(本体)/四六判・上製・240頁
  • 装丁:矢萩多聞

思い出すことは記憶を喪失することである。死の代理不可能性をめぐるハイデガーとレヴィナスの議論,フロイトの原父殺害説,デリダによる反復と応答の可能性,アウシュヴィッツとパウル・ツェランの詩作などを補助線として,記憶を成り立たせている外部性(=記憶の他者)へと迫る。
(ISBN 9784861102752)

目次│indexs

はじめに
第1章 おののきにおける応答
1 死の代理不可能性
2 犠牲の法外さ
3 「私はここにいます」
4 おののきについて
5 世界の遠ざかり
第2章 物語の結び目
1 アイデンティティの複数化
2 出来事なき出来事
3 伝承と反復
4 コミュニカシオン
5 物語の秘密
第3章 証言の代替可能性
1 アウシュヴィッツの〈以後〉
2 証言の不可能性について
3 秘密の言葉
4 言語の純血(=純潔)という悪
5 薔薇の九月
第4章 《静けさ》の騒乱―パウル・ツェラン『山中の対話』に寄せて
1 口にできない名前
2 静けさの響き
3 レンツのように・・・
4 吃音としての語り
5 名前の割礼
第5章 燔祭/ホロコーストと原爆―応答可能性に関する試論
1 ホロコーストと表象の問い
2 世界の沈黙
3 燔祭としての原爆
4 ホロコーストのホロコースト
おわりに

著者|author

長田陽一(ながた・よういち)
1971年、長崎に生まれる。京都大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(教育学)。
専攻は臨床心理学および精神分析。現在は京都光華女子大学人文学部心理学科准教授。
主要研究業績
「テクストと未知なるもの」『心理臨床学研究』第22巻,第6号,2005年
「他者の記憶―喪と幽霊をめぐる試論」(共著)京都光華女子大学人間関係学部人間関係学科編『ひと・社会・未来―ライフサイクルの人間科学』ナカニシヤ出版,2006年
「テクストと臨床経験」(共著)『新・臨床心理学入門』(『こころの科学』増刊)日本評論社,2006年
「(脱)遠隔化する身体―心理療法の応答可能性について」(共著)『身体の病と心理臨床―遺伝子の次元から考える』創元社,2009年

 

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