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乱歩彷徨―なぜ読み継がれるのか

乱歩彷徨

  • 紀田順一郎/2011年10月
  • 1905円(本体)/四六判上製・268頁
  • 装丁:毛利一枝/レイアウト:矢萩多聞

巨匠の変転を跡づける優れた評論
本書は芸術的潔癖さゆえの、巨匠乱歩の創作上の激しい苦悩と矛盾に満ちた作風の変転を見事に跡づけた優れた評論である。特に豊かな書誌学的な知識を駆使して、『怪人二十面相』などの少年ものや戦時下と戦後の乱歩の変貌を論じた章は一際輝きを放っている。(権田萬治)
第61回日本推理作家協会賞受賞後第一作
(ISBN 9784861102844)
日本図書館協会選定図書

重版出来!

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書評|book reviews

ミステリマガジン』(2012年1月号/2011年11月25日発売):松坂健氏
日本経済新聞』(2011年11月27日):有栖川有栖氏
産経新聞』(2011年12月4日):権田萬治氏
東京新聞』(2011年12月4日):郷原宏氏
『西日本新聞』(2011年12月18日):郷原宏氏(『東京新聞』と同じ)
『北海道新聞』(2011年12月18日):郷原宏氏(『東京新聞』と同じ)
朝日新聞』(2011年12月25日):荒俣宏氏(書評委員お薦め「今年の3点」)
朝日新聞』(2012年1月15日):横尾忠則氏
週刊新潮』(2012年1月19日)
毎日新聞』(2012年1月29日) :荒俣宏氏(「この人・この3冊」)
赤旗』 (2012年3月4日)

鼎談|tripartite talk

『週刊読書人』2011年11月18日発売号に掲載されました。
こちらをご覧ください。

目次|indexs

第Ⅰ部 乱歩低迷
1 深夜の瞑想
2 「探偵小説」の曲がり角
3 「眼高手低」の自覚
4 新時代の探偵小説を開拓
5 エログロ・ナンセンス時代の旗手へ
6 二重世界願望と郷愁と
7 休筆宣言と放浪
8 低迷の上に弾圧
9 本格探偵小説の復活を信じて
10 評論集の隠された意図
11 第一人者の再生演出
12 再コード化への道
第Ⅱ部 乱歩彷徨
1 少年雑誌という舞台
2 『怪人二十面相』における心理洞察
3 『怪人二十面相』の読者像
4 休載の謎をめぐって
5 『怪人二十面相』の基調変化
6 「誘拐」という記号
7 乱歩作品の異質性
8 なぜ「少年倶楽部」に起用されたか
9 二十面相はいかにして教育的となったか
10 「国民精神総動員」下の探偵もの
第Ⅲ部 乱歩変容
1 「じつにおどろくべき変化」
2 戦中体制への「協力」
3 追い詰められた戦争末期
4 劇的な性格変化とその意味
5 少年ものと旧作再録
6 再起への苦闘
7 推理小説界の振興に向けて
8 戦後も持続した「社会活動」
9 第二の創作『幻影城』
10 全集という名の評価
11 松本清張という名のライバル
12 乱歩は清張をどう評価したか
13 清張は乱歩をどう評価したか
14 乱歩復活と幻想怪奇ブームの実態
15 激動の時代をこえて殿堂入り
第Ⅳ部 乱歩復活
1 《創造者》の自覚
2 「私を怖わがらせた批評家」
3 「文芸球場」の「ピンチ・バッタア」
4 「一本の藁」と「新しき神」
5 居心地のよくない「大衆文学」
6 《もう一つの可能性》を夢見て
7 「エログロ」からの距離
8 精神分析と同性愛への関心
9 《第二の創作》への情熱
10 『幻影城』、自己回復と再生の企て
11 『探偵小説四十年』の隠された意味
12 ライバル松本清張と《一人の芭蕉》
あとがき
参考文献
乱歩主要作品一覧
乱歩略年譜

著者|author

紀田順一郎(きだ・じゅんいちろう)
評論家、作家。1935年、横浜市に生まれる。慶応義塾大学経済学部卒。
書物論、近代史などを専門として評論活動を行うほか、創作も手がける。
『幻想と怪奇の時代』(松籟社)により、第61回日本推理作家協会賞(評論その他の部門)受賞
主な著書に『紀田順一郎著作集』全八巻(三一書房)、
『戦後創成期ミステリ日記』、『怪奇幻想譚の世界』(いずれも松籟社)、
『日記の虚実』、(筑摩書房)、『幕末明治傑物伝』(平凡社)、
『名著の伝記』(東京堂出版)、『日本博覧人物史』(ジャストシステム)、
『東京の下層社会』(筑摩書房)、『横浜少年物語』(文藝春秋)、
『第三閲覧室』(新潮社)、『古本屋探偵の事件簿』(東京創元社)など。
主な訳書として『M・R・ジェイムズ怪談全集』(東京創元社)がある。

ウェブサイト「紀田順一郎 書斎の四季

 

 

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