生成AI×ロボティクス
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- 中村靖子(監修)、南谷奉良(編)/2025年8月
- 4000円(本体)/A5判並製286頁
- 装丁:矢萩多聞
AI・ロボットと人間が共生する世界の未来像はどのように描けるか?
研究プロジェクト「人間・社会・自然の来歴と未来―「人新世」における人間性の根本を問う」(Anthropocenic Actors and Agency in Humanity, Society, and Nature,略称:AAA)の成果を発信する叢書シリーズ、第2巻!
科学技術と伝統的人文学とをつなげ,新たな人文学を確立する試み。
(ISBN 9784868160830)
AAA叢書 各巻の構成(第2巻以降は予定)
第1巻(2025)ことば×データサイエンス
第2巻(2025)生成AI×ロボティクス
第3巻(2026)Anthropocene calling
第4巻(2026)ジェンダーとセクシュアリティ
第5巻(2027)社会と政治の科学
第6巻(2028)〈他者・自然との柔らかな均衡〉に向けて
目次|contents
叢書刊行によせて〔中村靖子〕
はじめに〔南谷奉良〕
第1部 来たるべきAI・ロボットとの共生世界に向けて
第1章 言葉を扱うロボットと人工知能―実世界に根ざした言葉の獲得と利用〔宮澤和貴〕
第2章 AI・ロボット・我々―メタサピエンス社会の到来にむけて〔長滝祥司,橋本敬〕
第3章 自らの意志を語る(騙る)人工的な知性への備え―作ろうとすることでわかること〔金野武司〕
第4章 ヒトとロボット・AIの“主体的”な共生に向けて〔池田慎之介〕
コラム1 チェックリスト式AI倫理を超えて〔ソニア・ユーフイ・ザン〕
第2部 社会のなかの生成AI・ロボット
第5章 性格特性の進化―LLM集団における協力行動の生成と崩壊〔鈴木麗璽,有田隆也〕
第6章 生成AIがメンタルヘルスケアにもたらす可能性―対話エージェントとしての活用に着目して〔麻植義喜,山本哲也〕
第7章 現実に侵食する人工物―背景世界、偶像、そして日常生活への回帰〔高橋英之,大道麻由〕
第8章 感情を持つロボット―感情理解への構成論的アプローチ〔日永田智絵〕
コラム2 生成AIとフリーミアム問題―新しいデジタルデバイド〔南谷奉良〕
第3部 AIロボットと文学作品―触覚・言葉・痛みから
第9章 分断を告げる身体―触覚から読むカズオ・イシグロ『クララとお日さま』〔肖軼群〕
第10章 『クララとお日さま』における“女ことば”の分析〔和泉悠〕
第11章 “Okay, AF. We same side”―置き換え・代替可能性からみる『クララとお日さま』の特別な言葉〔南谷奉良〕
コラム3 人間と機械の環世界〔葉柳朝佳音〕
あとがき―〈信じられない未来〉に向けて〔南谷奉良〕
執筆者紹介
監修者・編者|supervisor & editor
中村靖子(なかむら・やすこ)
名古屋大学大学院人文学研究科附属人文知共創センター教授。専門はドイツ文学・思想史。著作に『予測と創発―理知と感情の人文学』(編著、春風社、2022)、『非在の場を拓く―文学が紡ぐ科学の歴史』(編著、春風社、2019)、『フロイトという症例』(松籟社、2011)等。
南谷奉良(みなみたに・よしみ)
京都大学大学院文学研究科准教授。専門は英語圏文学、アイルランド文学。
